![]() 機能性素材とデリバリーゲル組成物とその製造方法
专利摘要:
本発明は高濃度の機能性素材ゲル組成物とその効果的デリバリー方法を提供する。本発明は、具体的に機能性素材を量的に保持し、デリバリーするために定義された必須の要素として、少なくとも一つのカルボニル基と少なくとも一つのカルボニル基から孤立した水酸基を有する低分子有機化合物から構成される高濃度の機能性素材ゲル組成物に関する。これは、例えば、無機塩、溶媒、吸着性石油ワックスと炭化水素パラフィンを含めて機能性組成物と不整合の追加の素材を用いることなく実施される。なし 公开号:JP2011514398A 申请号:JP2010545172 申请日:2009-01-29 公开日:2011-05-06 发明作者:テツオ ナカツ;一郎 久保田;智信 段野 申请人:中津 哲夫;一郎 久保田;智信 段野; IPC主号:C09K3-00
专利说明:
[0001] 本発明は高濃度の機能性素材ゲル組成物とその効果的デリバリー組成物に関する。より具体的には、本発明は、機能性素材を量的に保持し、デリバリーするために定義された必須の要素として少なくとも一つのカルボニル基と、そのカルボニル基から孤立した少なくとも一つの水酸基を有する低分子有機化合物から構成される高濃度の機能性素材ゲル組成物に関する。例えば、無機塩、ポリマー、吸収性石油ワックス、パラフィン炭化水素などを含む不適合性素材を機能性組成物に付加して用いることなく実現される。] 背景技術 [0002] 関連する技術は、以下、広く機能性組成物として参照される従来型の低分子有機機能性素材組成物の十中八九は、実質的に全て小さい(低分子量)有機分子であり、それらは約500以下の分子量を有し、常態の温度範囲よりも低い融点、即ち摂氏4度以下の融点を有するために液体またはオイルである。常態温度とは、約摂氏10度(華氏50度)から約摂氏38度(華氏100度)の間にあって、通常平均的には通常の室内温度である約摂氏25度(華氏77度)と提案されている。] [0003] また、従来型の関連する機能性素材組成物は単分子、別の言い方をすればモノマーから構成される。] [0004] よく知られた低分子機能性組成物の一つは、いろいろな利点と機能を有する芳香性機能性組成物である。例えば、ある芳香性機能性組成物は心地よい感覚をもたらしたり、いっそう気分を良くしたり、悪い臭いをカバー(またはマスク)したり、尿臭、「カビ臭」やごみ箱の臭い、あるいは微生物の成長を制御する臭いなどの不快な臭いや悪臭を臭覚官能的に中和したり(あるいは和らげたり)する。] [0005] 別の低分子機能性組成物は、いろいろな油、接着剤、ガム、ペンキ、汚れなどの油っぽい物質を除去するためのクリーニング機能性組成物である。] [0006] 芳香性機能性組成物と標的となる目的物との間にはいくつかの矛盾がある。例えば、芳香性機能性組成物をいっそう気分を良くしたり、改善しようとしたりして使われる場合には揮発特性のために人間の臭覚感覚システムの範囲から直ぐに消えてしまうので、もはや臭いを感じることができない。例えば、排泄物からの悪臭を制御するためにキャットリターの上にスプレーされた芳香性機能性組成物は、表面的なものであって、尿臭は除去されるまで、リターによって連続的に生成したり、リターから出てくるために尿臭をカバーすることは一時的な解決策でしかない。壁のカビからの悪臭は、物理的あるいは化学的に除去されるまで無くなることはない。ゴミ箱の腐敗物からの悪臭はゴミ箱が綺麗にされるまで無くならない。トイレや下水のような水系からの悪臭は、しばしば使用されるので、連続的に悪臭源、即ち尿が供給され、周辺が満たされるために無くなることはなく、従って、単純に臭いをカバーすることは効果的ではない。] [0007] 人間の臭覚感覚システムと悪臭源との間にあって効果的、継続的そして必要な時に悪臭を制御したり、使用者が必要とする時に手軽に気分を良くする機能を提供したり、手軽にいろいろな油と水の両方に溶けるような残留物、汚れ、汚染物などを、悪臭、刺激作用、毒性などの副作用そしてあるいは有害な結果をもたらすことなく除いたり、綺麗にしたりするための実質的な機能性組成物は何ら開示されていない。] [0008] フレグランススプレーや芳香キャンドルなどのシステムは短時間に結果をもたらすけれども、従来方法は固有の欠点を有するので、何れも十分な効果と満足を与えないか、使用した場合にも尿臭を長くは中和しない。] [0009] 欠点の一つはフレグランスは、悪臭の来る方向と無関係に広く拡散することである。さらに、問題として、人の臭覚感覚はどのような臭いに対しても簡単に、直ぐに適応することがある。別の言い方をすれば、過剰に使われたフレグランスは、臭覚感覚が無くなるので数回使用した後には悪臭を制御する上では無力となる。] [0010] 一方、フレグランスオイルが気分を変えたり、良くしたりすることは良く知られている。例えば、ラベンダーの香りは、リラックスな気分を与え、柑橘系の香りはエキサイティングな気分を与える。そのような効果を得るためには、携帯型でパーソナル型の組成物を用いて嗅ぐ位置を近くすればするほどより効果が得られ、芳香性素材を浪費することなく、必要とされるフレグランスの量を環境中により少なくて済むようにすることができる。] [0011] 別の悪臭源は、腐敗物質、微生物、ゴミ、食材、糞尿などの廃棄物で満たされている湿った泥臭い水域である。これらの源からの悪臭は強くて、無くならない。にもかかわらずそのような悪臭をカバーする最善の一時的な方法の一つは単純に消去物質を用いることであるが、不利な点は臭いを認識できなくなるために継続的な使用が必要となり、返って悪化する。] [0012] 水系で使用される一例は、非常に強い不快な臭いで、毒性や発ガン性があると考えられている昇華性の化学物質、ナフタリンやショウノウである。別の水系での例は、通常は界面活性剤とフレグランスから構成される固形結晶性のトイレットボールであるが、これらの結晶性ボールタイプのものは水に溶け、直ぐに界面活性剤とともに排水されるので水系に留まることができない。] [0013] 家庭や医療機関では一般的なキャットリターや尿瓶は、強い悪臭源である。米国特許2007−0181071はキャットリターで使われる例を開示していて、ここで全ての要素を説明するように、有機分子とは不適合な無機物の石膏とソーダ灰とフレグランスを用いている。さらに、石灰や重炭酸ソーダを使った本発明者による試験によれば、化学反応によって尿臭は一層悪くなる。] [0014] 芳香性機能性組成物は、一般的に、持ち運んだり、放散割合を制御したりすることが最も困難なオイルか液体である。日本公開特許2002-065820において、ここで全ての要素を説明するように、清水らは芳香性成分あるいはフレグランスを作るために12-ヒドロキシステアリン酸、パラフィンワックス、脂肪酸アミドあるいは置換尿酸アミドと揮発性炭化水素を使うゲル芳香性組成物を開示している。清水の組成物は少なくとも生分解性で、環境を壊さずに利用不可能なパラフィンワックスとさらには重大なことはVOCの疑いがある炭化水素とを含んでいることである。] [0015] 森と越智は、ここで全ての要素を説明するように日本公開特許61012613において、12-ヒドロキシステアリン酸と、低沸点パラフィン(石油炭化水素)と芳香性素材から成るパラフィン性油状香水である相対的に揮発性のパラフィン性油状香水とを含むゲル状の芳香性組成物を開示している。] [0016] 多目的クリーナは、いろいろな疾病を予防するために衛生的な生活の質の例に見られように生活の質の向上にとってますます重要となっている。汚れ、とくに油汚れをクリーンにする通常の方法は界面活性剤を用いるものである。大量の水と下水への適切な排水設備がある所では、汚れをクリーンにするための通常のクリーニング方法が機能するであろう。しかし、水が常に使えるとは限らず、電気製品や電子製品などいろいろな目的物の種類によっては、現実的ではない。] [0017] 排気ガスの汚れ、生乾きの塗料、キャンドルワックス、モーターオイルや油性の接着剤などを含む油汚れを取り除くために、トルエン、キシレンやリモネン、ドライクリーングではハロゲン化合物ですらを含めて、揮発性有機化合物あるいは溶媒が使用されてきた。これらの全ての溶媒は(神経毒として)神経毒性そしてあるいは発がん性、VOC(揮発性有機化合物規制)の元で環境有害物質と考えられている。さらに、これらの溶媒類は、強い我慢のできない不快な臭いそしてあるいは悪臭を有し、吐き気や頭痛を引き起こす。] [0018] 非揮発性のミリスティン酸イソプロピルエステル(IPM)とジオクチル酸エステルを含めた脂肪酸エステル類が上記の有機分子を溶解する溶媒和力を有している。ここで全ての要素を説明するようにドイツ特許4,136,811において、ペンキを除くためのIPMと揮発性で健康にとって有害と考えられるアルコールを含む皮膚クリーナーを開示している。これらの低分子クリーニング機能性素材の全ては、液体の形状で、スプレーか布やブラシで使って用いられている。いかなる液体のクリーナーであっても重大な共通する欠点を有している。これらの欠点は、瓶の上の古いラベルや壁のポスターなど接着されたものをクリーニングする際に目的物の上で広がりが広範囲に速く起こり、目的物から垂れて二次的な汚れを引き起こす。さらに、液体は特別な取り扱いが要求され、携帯可能とは考えられない。ドイツ特許はゲル状のものを開示していない。] [0019] 市場http://www.getspfx.com/IPM-GEL.aspで売られているIPMを有するゲル製品の一つは、馴染みのないゲル化剤カーボシルとTS-100無機ケイ酸ベースゲル化剤でチューインガムを取り除くために口や目に使用するという以外の詳細は開示されていない。ベルの参照例、ここで全ての要素を説明するようにドイツ特許2,400,374においてのものは、VOCと考えられるD-リモネンを50%含む液体のチューインガム除去剤である。] [0020] これらの有機溶媒系のクリーニング組成物の別の欠点は、組成物がデンプンベースの接着剤、炭水化物、アミノ酸、塩を含むような食べ物のカスなどの水溶性の汚れを除去できないことである。したがって、多目的クリーナーとは考えられず、これらの組成物は本発明よって解決された問題に対応していない。] [0021] 現在まで、いろいろな関連する開示が12-ヒドロキシステアリン酸あるいは(主成分として12-ヒドロキシステアリン酸を含む)硬化ひまし油を使った製品を作ることに言及している。しかしながら何れの開示も、ここで提案される態様と組成物に調合された場合に、この組成物がもつ機能性素材を分子的に保持し、効果的に少しづつデリバリーするという両方の重要な特性を認識していない。] [0022] 本発明者は、保持・デリバリー機能性素材ベース素材の構造的特性に注目して、共通する構造的特性があることを発見した。そこでは少なくとも一つのカルボニル基と少なくとも一つのカルボニル基から孤立した水酸基が、常温で結晶、粉末、フレークのような個形状の共通した外見と、優れた結晶形成特性とを有し、いろいろな使用環境と、空気、水、物質表面を含む目的物において二重の機能を提供することができる。] [0023] より具体的には、相当量の低分子芳香性有機機能性素材を保持し、使用者に優しい、環境を壊さずに利用可能な非毒性素材を、いろいろな環境中にデリバリーできるいろいろな組成物を提供する。] [0024] 本発明は、ゲル機能性組成物と機能デリバリー組成物を提供する。さらに具体的には、本発明は、携帯的で、使い易い、廉価な、非毒性で、より重要なことは、最少量の天然資源を利用する使用者と環境に優しい特性をもつことと、ほぼ全ての悪臭と汚れに容易に適用可能な携帯的なシステムを提供する。] [0025] さらに一層具体的には、本発明は、商業的に好ましい形に容易に処方できて、コスト効果の高い処方にでき、環境を壊さずに利用可能で、再生可能な資源が使用可能な、固形のゲル状、顆粒状ゲル、ペースト状あるいは追加の素材を用いることなくフォームを形成することを可能にすることができ、柔らかいゲルにできるような使用可能な高濃度の機能性素材ゲル組成物とその効果的なデリバリー組成物を提供する。フォームを形成することを可能にする素材の例は、いろいろな種類の四級アンモニウム塩、生分解性界面活性剤、無機塩、ポリマー、石油系ワックス、疑わしいVOC(揮発性有機化合物)を含んでいる。提案する素材は、通常の消費量で容易に用いられ、(大便器、キャットリター、尿瓶などで)市場の水システムに問題なく組み入れられる。] [0026] 本発明の上記ならびに他の態様、特徴と利点は、参照番号類似物は同じ要素を指定している図に関連して以下の明細書で明らかになる。] [0027] [図面の簡単な説明] 本開示には図面はない。] 発明を実施するための最良の形態 [0028] 本発明のいくつかの適切な実施例において詳細に説明を行う。] [0029] 上記で言及した問題への対処において、本発明は、通常の機能性素材デリバリー組成物を置き換える機能性組成物であって、高濃度の機能性素材組成物とその効果的なデリバリー組成物(以後機能性組成物)の製造のためのシステムを提供する。] [0030] 単に固形で硬いものだけでなく、粉末、顆粒、柔らかいゲルと錠剤を含めるがそれらには限定されないものを含めて一般的にゲル組成物は、輸送ならびに実際の使用においてより便利である。発明者は、室温で固体物質、親油性の高い(脂溶性あるいは揮発性素材と馴染みのよい)部分的親水性を持ち、特に、生分解性であって、相当大量の有機低分子を保持し、使用者に優しい、空気相環境に優しい特性を備えて、水系環境に優しい、副作用や水系を詰まらせるような問題を避けることができ、さらには、フレグランスや精油を含めて芳香性組成物の好ましさを減じさせないで、臭覚感覚特性に妥協することなく、優れた結晶形成特性、機能性素材と優れたクリーング能の容易で効果的なデリバリーを備え得るようないろいろな物質をスクリーングした。] [0031] 本発明の一つの態様によれば、ゲルそしてあるいは固形の機能性組成物は、以下の一般式(1)あるいは(2)で表され、一つのカルボニル基と一つの水酸基を有し、分子内ならびに分子間水素結合の両方あるいは何れか一つを提供できるケトン炭素原子と別の水酸基炭素原子との間に少なくとも一つの炭素原子を有し、モノマーであって、分子中に酸素原子を有し、生分解性でそしてあるいは環境に優しい、重量比で全組成物の少なくても5%の機能性素材を保持でき、その全体組成物から適切に必要に応じて継続的に機能性素材をデリバリーあるいは放出できる重要で不可欠な保持・デリバリーベース素材から構成される。] [0032] 水素結合は純粋化学と組成物化学では良く知られ、研究されている。しかしながら、空気中や水中のような外部環境中での相互作用は実質的に未知であり、一層あいまいであって。本発明は、追加あるいは特別なデバイスを使うことなく必要性を満足させる素材組成物の望ましい保持・デリバリー特性を達成するための操作を最適化するための手段を提供できる。] [0033] ] [0034] 本発明の別の望ましい態様は、上記で言及した保持・デリバリーベース素材の一つまたはそれ以上が、式(1)で代表されるグループから選ばれる一つであって、具体的には(下記の式(3)で示される12-ヒドロキシステアリン酸によって代表されるような) (A) R1 = OH, X = (CH2)9, Y = C, R2 = (CH2)5CH3とR3 = H;(下記の式(4)で示されるクエン酸) (B) R1 = OH, X = Y = C, R2 = COOHとR3 = CH2COOH; (下記の式(5)で示されるラズベリーケトン) (C) R2 とR3を含むR1 = CH3, C = CH2,とY = para-C6H6(ベンゼン環)であるが、もし分子が式(1)によって表されるならば上記分子には限定されない。] [0035] ] [0036] 本発明の別の望ましい態様は、上記で言及した保持・デリバリーベース素材の一つまたはそれ以上が、式(2)で代表されるグループから選ばれる一つであって、具体的には(バニリンを例として) (A) R4 = HとR5 = OCH3, (エチルバニリンを例として) (B) R4 = HとR5 = OCH2CH3,(4-ヒドロキシ安息香酸メチルエステル[パラベン]) (C) R4 = OCH3とR5 = Hで代表される。] [0037] 上記の全ての選択実施例は常温で優れた結晶形成特性を有している。語句「ゲル」は大まかに言って「非液体物」と解釈され、固体、アモルファス、非アモルファス(部分的あるいは全体的に結晶)あるいはゲルベース組成物のような可撓性固体であってもよい。] [0038] 上に言及した一つあるいはそれ以上の保持・デリバリーベース素材の濃度は、重量比で1から95%の範囲にあって、望ましくは2から80%であって、さらに望ましくは3から50%である。] [0039] 機能性素材は、有機分子、芳香性オイル、フレグランス、液体ベースの除去剤、液体ベースのクリーナー、抗菌剤、保存剤、安定化剤、発泡剤、抗軟体動物剤、抗シロアリ剤、抗藻剤、防蚊剤、摂食阻害剤、防虫剤、除草剤、肥料、土質調節剤、水質調節剤、イソプロピルアルコールとミリスチル酸のエステルとしてのミリスチル酸イソプロピルエステル(IPM)を含む広範囲の素材グループから選ばれる。] [0040] 本発明の利点はさらに以下の実施例で提供される。] [0041] [実施例1] 12-ヒドロキシステアリン酸は、野菜油を固化したり、透明キャンドルを作ったり、またいろいろな化粧品に硬化剤として使われている。全ての組成物を加熱して、金属プレートに注ぐ。芳香性機能性デリバリー組成物に対して相対的な割合を計算するために計量する。比較例1、キャンドルワックス(石油炭化水素)と芳香キャンドルを室内芳香剤として使用する。比較例2、MCステアリンS (重量比で約47%のパルミチン酸、49%のステアリン酸と他の飽和脂肪酸は日本の川研ファインケミカル製で、ステアリン酸として登録)は非常に類似した芳香素材デリバリー特性を有しているが、キャンドルワックスだけの場合は、幾分MCステアリン酸よりも良い。比較例3は12-ヒドロキシステアリン酸だけである。サンプル1は、12-ヒドロキシステアリン酸とMCステアリン酸の混合物である。表2において、12-ヒドロキシステアリン酸の添加は揮発性機能性素材デリバリー割合を増やして、12-ヒドロキシステアリン酸とステアリン酸の化学構造上の違いは孤立した水酸基があるかないかだけであり、パルミチン酸は孤立した水酸基を持たず、ステアリン酸よりも二つメチレン基が少ない。化学的には追加のメチレン基は一般的に重要とは考えられていない。したがって、水酸基が揮発性機能性素材デリバリー割合を増やすために重要な要素であり、ラズベリーケトンの実施例4によっても支持される。] [0042] ステアリン酸の添加は製品の外見を改善し、高度な生分解性を備えたより長い期間にわたる持続的で、環境を壊さずに利用可能でなく、VOCであり、極めて疎水性であり、酸素や窒素原子を有する低分子有機化合物との親和性に乏しい炭化水素石油ワックスに比べて他の成分との親和性に優れ、芳香製品を作る。揮発性機能性素材デリバリー割合は12-ヒドロキシステアリン酸とステアリン酸の割合を変えることによって制御し得る。] [0043] MCステアリンSやトリプルプレスドステアリン酸のような飽和脂肪酸はいろいろな量のパルミチン酸とステアリン酸を含みステアリン酸として販売されていて、特別問題もなく使用できる。] [0044] ] [0045] ] [0046] [実施例2] 約1.5gの各サンプルをニューヨーク州、コスメディック社から購入したスイングアウトと呼ばれる内側プレートが回転するようになっている直径40mm、厚さ13mmの円形のプラスティックのプレート容器に作る。ベース素材を加熱溶融して芳香性素材を、略中心に合成接着剤(Glue Dots(R) やGorilla Glue(R)のような有機化合物ベースの接着剤)を有するプラスティックプレートに注いで全てのサンプルを調製する。接着剤と各組成物はプレートから脱落することなく固形となる。容器は優れた携帯性を備えて、便利で必要に応じて芳香性素材をデリバリーするように随意に開閉できる。具体的には、ポケットやハンドバッグに入れて持ち歩いてもオイル状の素材の場合に起こるようないろいろな問題を引き起こす非ゲルオイル素材の垂れや漏れがない。] [0047] 容器中のサンプル1の悪臭中和効果を試験を行った。結果は訓練された者あるいは委託試験者によって評価された。] [0048] ] [0049] [実施例3] さらに、表4で与えられる素材からなる別の芳香性機能性保持・デリバリー組成物サンプル2は好ましい安定な実施例3の保存剤と2次的な保持・デリバリーベース素材として4-ヒドロキシ安息香酸メチルエステルを有して提供する。] [0050] [実施例4] サンプル3を市販の液体防虫剤の固形組成物を使って作る。サンプル3は委託試験者によって試験され、蚊に対する防虫効果のあることが認められた。] [0051] [実施例5] 果物のラズベリーの香りを特徴付けているラズベリーケトンをまず融かして、(芳香性機能性素材として)フレグランス・リフレッシュを加える。完全に融解した混合物液体を型に入れる。約9.3gの固形混合物、サンプル4は重量比で88%のラズベリーケトンと12%のフレグランス・リフレッシュを男性用トイレの排水口に浸す。] [0052] 各固形組成物の重量を測定して、悪臭中和効果を評価する。9日後に、固形組成物は完全に排水口中に消失した。使用者が放尿した場合に、フレッシュな芳香性の臭覚感覚が尿の臭いの感覚を中和し、さらに、使用後トイレをフラッシュする場合、次の使用者がトイレに入ってきた場合にフレッシュでクリーンな臭覚感覚を与えるようにサンプル3に拠るさらにフレッシュでクリーンな感覚で満たされる。] [0053] [実施例6] フレグランス・リフレッシュのサンプル4とフレグランス・キクのサンプル5のラズベリーケトンベースと、MCステアリンSベース比較サンプル4(MCステアリンSとフレグランス・リフレッシュ)、比較サンプル5(MCステアリンSのみ)、比較サンプル6(重炭酸ソーダのみ)、比較サンプル7(重炭酸ソーダとフレグランス・リフレッシュ)とを尿中で比べた。各約200mgのサンプルをガラス容器に入れ、5gの尿を各容器に加える。結果、水系においてラズベリーケトンは、ステアリン酸ベースに比べてより芳香性機能性素材をデリバリーした。なお、MCステアリンS、12-ヒドロキシステアリン酸は数ヶ月間、水にさらしても溶けない。芳香性機能性素材がステアリン酸と12-ヒドロキシステアリン酸の両方から無くなった後にはカビが発生した。したがって、使用者の立場からは、製品が空気中、ドレインあるいは水系に完全に無くなる方が好ましい。土中では、本発明の組成物は極めて生分解性が高いので土壌中のバクテリアによって速やかに分解される。] [0054] ] [0055] [実施例7] 平均重量37.5gの実施例3のサンプル4をカップケーキのような形にして、企業内の男性用トイレで実際に使用試験を行った。比較例サンプル8として、固形製品の日産化学社製の市販の界面活性剤ベースのトイレ用クリーンボールを用いた。サンプル4と比較例サンプル8は、2つの建物の異なる階の6つの異なる男性用トイレに設置した。サンプルと比較サンプルは同じトイレ内の各男性用トイレの内側の底部に無作為に設置した。全ての試験サンプルは5ヶ月以内に全て消失した。表5に一日辺りの平均減少量と使用者のコメントを示す。現在市場にある主要な製品よりもサンプル4は明らかに人に良く受け取られ、好ましく、評判が良かった。] [0056] ] [0057] [実施例8] クエン酸は柑橘類果物に含まれ、人の代謝のクエン酸サイクル中の重要な中間体である。さらに、環境にとって害のないクリーニング剤として作用することが知られている。クエン酸はかなり高い融点摂氏153度を有している。したがって、酸を加熱融解して揮発性芳香性素材を形にすることは適切でない。従って、市販の顆粒状クエン酸45gを細かくしてフレグランス・リフレッシュ10gとを混合して、顆粒サンプル6を提供する。重量比でフレグランスの濃度は18.2%である。この濃度でも顆粒状の酸からオイルは分離しない。2gの顆粒サンプル6をガラス容器の底に入れて、約30gの新しい尿を加える。サンプル9は化学品を入れない同量の尿のサンプルである。1週間臭いを嗅ぐ試験を行った。サンプル6は尿を加えると直ちに溶解した。] [0058] ] [0059] [実施例9] サンプル2gをキャットリターの砂の上に散布する。数週間後、特に猫の尿や排泄物の臭いは認められず、委託試験者は満足であった。尿中の組成物が溶解したとき、あるいは雨のときですら、フレグランスとクエン酸は、大半の有機化合物の吸着剤として使われるシリカゲルが最も多い素材である土に吸着されるという利点を提供する。結果として芳香性機能性組成物は、土の上あるいはその周辺に長く留まる。] [0060] [実施例10] 重量比で85%エチルバニリンと、18%ムスクT、8%イソスーパーE, 4%へディオン、15%リナロール、20%リナリルアセテート、20%ラベンダーオイル、4%ロズマリーオイルと11%フローラルフレグランスベースから成る15%フレグランス・ラベンダーとから構成されるサンプル7にエチルバニリンは用いられる。サンプル7は、甘くて弱いバニラの香りと強い心地よいラベンダーの香りを提供する。サンプル7はゆっくりと水系システム中に2ヶ月以上かかって分解して行く。] [0061] [実施例11] 滑らかな白色ゲルサンプル8は次の手順で調製した。12-ヒドロキシステアリン酸3.05g、乳化剤アミゾール(R)1.04g、アミゾールCMEアミドエステル(日本・東京、川研ファインケミカル製)はIPM62gと水約41g加えて穏やかに加熱融解して、滑らかな白色ゲルを生成するように冷却するまで連続的に比較的激しく攪拌する。異なる成分比の別の白色ゲルサンプル9は同じ方法で調製した。サンプル8と9はチューブアプリケーターから容易に使用される。サンプル8と9は垂直面上でもしばらくの間垂れることなく使用できる。] [0062] 比較サンプル10、比較サンプル11と比較サンプル12は、IPM、D‐リモネンとアジピン酸エチルエステルは融解12-ヒドロキシステアリン酸(3)と混合して調製され、再加熱して均一な熱い溶液とする。ゲルにするために全て冷却する。] [0063] ] [0064] ゲルのサンプル8とサンプル9、比較サンプル10、比較サンプル11と比較サンプル12と水を夫々ブリキ缶の古いラベルに適用した。結果を表8に示す。] [0065] ] [0066] 上記の詳細な説明と実施例に従って、本発明は、空気中と水系環境中に、携帯性と便利な形状の固形のフレグランスデリバーシステムを提供する。当業者には、以下のようなものが含まれるがそれらには限定されない抗菌剤、保存剤、安定化剤、発泡剤、抗軟体動物剤、抗カビ剤、シロアリ防止剤、抗藻剤、抗酸化剤、ミルスチル酸イソプロピルエステル(IPM)、防蚊剤、虫忌避剤、摂食阻害剤、除草剤、肥料や土壌調節剤などの他の機能性要素を本発明の組成物、あるいは本発明の範囲と精神を逸脱しないものに形成できる。] [0067] 本発明を特徴づけると考えられる新規な特徴は、付帯請求項で特に説明する。しかしながら発明自体は、追加の目的と利点とともに構造と操作の両方に関連して、付帯図との関連において理解される本発明の望ましい実施例の以下の説明から最も良く理解される。具体的に言及しないならば、本明細書と請求項の言葉や成句は該当する技術の当業者には通常のよく知られている意味を与えるものである。他の意味を意図する場合には、明細書は特別な意味が適用される言葉や成句を具体的に説明する。同様に、言葉、望ましい実施例の説明の「機能」あるいは「手段」は、もし使われていれば、発明を定義するための米国法35条112項の特別規定を行使することを念頭におくことを示唆する意図のものではない。それどころか、発明を定義するために米国法35条112項の特別規定を行使しようとしているならば、同様にそのような成句において、いかなる構造、素材、機能をサポートする行為を引用することなく請求項は具体的に成句「手段」あるいは「段階」と機能に言及する。請求項が機能を実施するための「手段」あるいは「段階」を引用すらしたとしても、もし、同様に、段階の手段のサポートにおいて、いかなる構造、素材あるいは行為を引用するならば、意図は、米国法35条112項の特別規定を行使するものではない。さらに、たとえ、発明の定義に米国法35条112項の特別規定を行使するとしても、発明が、望ましい実施例、さらにそれに限らず、いかなる全ての既知あるいは、請求機能を実施するための後に開発される等価的構造物、素材あるいは行為と共に、いかなる全ての構造、素材、あるいは行為で説明される特別な構造、素材、あるいは行為に単に限定されないことを意図する。] [0068] 付帯図とともに本発明の望ましい実施例の少なくとも一つを説明するならば、発明はそのような正確な実施例に参照するものに限定されない、いろいろな変化、修飾、適合は、付帯請求項で定義される発明の範囲と精神から逸脱することなく、当業者によって影響されるかもしれない。]
权利要求:
請求項1 常温でゲル状態を提供するゲル形成素材ベース素材と機能性素材であって、前記ゲル形成ベース素材が常温で固形ゲル状態を有し、一般式(1)あるいは(2)を有するヒドロキシケトンであって、選択的に式(1)は(A) R1 = OH, X = (CH2)9, Y = C, R2 = (CH2)5CH3と R3 = H; (B) R1 = OH, X = Y = C, R2 = COOHとR3 =CH2COOHと(C) R1 = CH3, X = CH2 と R2 とR3を含めてY =パラ-C6H6の少なくとも一つで代表されるものであって、選択的に式(2)は (A) R4 = HとR5 = OCH3; (B) R4 = H とR5 = OCH2CH3と(C) R4 = OCH3とR5 = Hの少なくとも一つで代表されるものであって、前記機能性素材が少なくとも一つの有機化合物、芳香性オイル、脂溶性溶媒、フレグランス、乳化剤、保存剤、肥料、抗菌剤、殺虫剤、ミリスチル酸イソプロピルエステル(IPM)と抗カビ剤から構成される機能性素材とデリバリーゲル組成物。 請求項2 前記ヒドロキシケトンが、12-ヒドロキシステアリン酸、ラズベリーケトン、クエン酸、バニリン、エチルバニリン、と4−ヒドロキシ安息香酸メチルエステルのグループから選択される少なくとも一つであって、前記ヒドロキシケトンの濃度が重量比が前記組成物の1%から98%である、請求項1に記載の機能性素材とデリバリーゲル組成物。 請求項3 前記ヒドロキシケトンの濃度が好ましくは2%から80%である、請求項2記載の機能性素材とデリバリーゲル組成物。 請求項4 前記機能性組成物が好ましくは前記機能性素材組成物の99%から2%間にある、請求項2記載の機能性素材保持とデリバリーゲル組成物。 請求項5 前記ゲル形成素材が生分解性、持続性で非揮発性である、請求項1記載の機能性機能性素材保持とデリバリーゲル組成物。 請求項6 前記ゲル形成ベース素材が常温で前記ゲル状態であり、外部表面で有機樹脂ベース接着剤で接着している、請求項1記載の機能性機能性素材保持とデリバリーゲル組成物。 請求項7 前記機能性素材が、主として芳香剤、携帯性フレグランス、トイレ消臭剤、尿臭消臭剤、動物リター消臭剤、多目的クリーナー、チューインガム除去剤、接着剤クリーナーと除去剤、塗料クリーナー、接着剤除去剤、オイル除去剤、固形表面クリーナーと皮膚接触クリーナーから構成されるグループの少なくても一つである、請求項1記載の機能性機能性素材とデリバリーゲル組成物。 請求項8 前記ゲル形成ベース素材がヒドロキシケトンで、一般式(1)を有して、R1 = OH, X = (CH2)9, Y = C, R2 = (CH2)5CH3とR3 = Hである、請求項1記載の機能性機能性素材とデリバリーゲル組成物。 請求項9 前記ゲル形成ベース素材がヒドロキシケトンで、一般式(1)を有して、R1 = OH, X = Y = C, R2 =COOHとR3 = CH2COOHである、請求項1記載の機能性機能性素材とデリバリーゲル組成物。 請求項10 前記ゲル形成ベース素材がヒドロキシケトンで、一般式(1)を有して、R1 = CH3, X = CH2, Y = para-C6H6, R2 とR3を含むものである、請求項1記載の機能性機能性素材とデリバリーゲル組成物。 請求項11 前記ゲル形成ベース素材がヒドロキシケトンで、一般式(2)を有して、R4 = HとR5 = OCH3である、請求項1記載の機能性機能性素材とデリバリーゲル組成物。 請求項12 前記ゲル形成ベース素材がヒドロキシケトンで、一般式(2)を有して、R4 = HとR5 = OCH2CH3である、請求項1記載の機能性機能性素材とデリバリーゲル組成物。 請求項13 前記ゲル形成ベース素材がヒドロキシケトンで、一般式(2)を有して、R4 = OCH3とR5 = Hである、請求項1記載の機能性機能性素材とデリバリーゲル組成物。 請求項14 前記機能性がミリスチル酸イソプロピルエステル(IPM)である、請求項1記載の機能性機能性素材とデリバリーゲル組成物。
类似技术:
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同族专利:
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
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